今回のお話は、前回お伝えした「生活習慣病に役立つ運動負荷」の続きになります。
今回は無酸素運動についてお話させて頂きます。
無酸素運動は短い時間に大きな力を発揮する運動であり、筋肉を動かすためのエネルギーを、酸素を使わずに作り出すので無酸素運動と呼びます。短距離走やウエイトリフティングがこれに当たります。
無酸素運動には筋力を瞬発的に発揮するパワーを高める効果があるので、筋肉そのものを強化したいときには有効です。
しかし、無酸素運動を行うと血圧を上昇させる交感神経の働きを活性化しやすくなるため、血圧上昇によって血管に負荷がかかり、脳卒中や心不全などの血管の病気を引き起こしやすくなります。
更に、無酸素運動はインスリンの働きを悪くするホルモンの分泌を促すため、血糖値の上昇を招く恐れもあります。
このように、生活習慣病の方にとって負荷の強すぎる無酸素運動は身体に危険を及ぼすリスクになることがある為、注意が必要です。
どれくらい負荷が強すぎると無酸素運動になるのかというお話は次回のブログにアップさせて頂きます。
ぜひ、身体を守る為に、安全に運動を行う必要性をご理解ください。
次回は「効果的な運動負荷」についてお伝えさせて頂きます!